Jelastic 1.9.2はJavaとPHPのアプリケーションを対象とするクラウドホスティングプラットフォームである。FTPやFTPSを使用したデータベースサーバへのアクセスに加えて,GIT & SVN自動デプロイメント機能を備え,PHP 5.5をサポートする。MongoDBデータベースのスケジュールバックアップや,GC, -Xmx, -Xmの変更といった操作も可能だ。サブモジュールと依存ファイルを追加しておけば,GITレポジトリからPHPプロジェクトをデプロイすることもできる。
Jelastic 1.9.2のダッシュボードには検索ボックスが用意されていて,プラットフォームに関する疑問の答を検索することができる。またVDSコンポーネントには,内部IPのアサインが可能になった。
InfoQでは,チーフオペレーティングオフィサであるDmitry Sotnikov氏との会話から,Jelastic 1.9.2に含まれる新機能の情報を得ることができた。
InfoQ: Jelastic 1.9.2の新機能は,開発者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
GIT&SVN自動デプロイ機能を使えば,GITあるいはSVNレポジトリに対してコミットした変更内容に従って,即座に自動デプロイメントが実行されるようにプロジェクトを設定できるようになります。これによって生産性が大きく向上すると思います。またPHPの開発者には,最新のPHPを使えるようになりましたので,そのパワフルな機能をすべて活用できます。
GC, -Xmx, -Xmsの変更が可能になったことで,メモリ設定のセットアップや,Javaコンテナにカスタマイズした変数をセットすることが可能になりました。さらにシンプルで使いやすく,信頼性の高いファイル共有メソッドや,FTP/FTPSによるJelastic環境内での特定のデータベースサーバとのデータ送受信,といったエクスペリエンスを提供します。
MongoDBのバックアップ計画やダウンロード,リストアも,数回のクリックで実行することができますし,快適な使い勝手を持ったJelasticダッシュボードにある,この検索ボックスを使えば,関心事に対する問合せのソリューションとしてユーザに提供することも可能です。さらにVDSサーバにはパブリックIPアドレスだけでなく,プライベートIPアドレスも割り当てられるようになりました。
InfoQ: Jelasticプラットフォームを使っている開発者の比率は何%なのでしょうか?
比率についての情報は持っていませんが,最新の集計では約62,000人の登録ユーザがいます。