Visual Studio 2013にアプリケーションを効率良くデバッグするための診断機能が追加された。.NET メモリダンプ解析をサポートし、サーバのメモリ問題の調査が可能になる。さらに、C++、JavaScript、.NET言語のasyncオペレーションのデバッグも可能だ。公式のソースによると、これにはWindows 8.1へのVisual Studio 2013インストールを必要とし、Windows Store、デスクトップ/サーバ、ASP.NET Webアプリで動作する。
Visual Studio 2013はJust My Code for C++をサポートする。これは開発者本人が書いたと分類されていないコードを自動的に隠してくれる。ただしCall Stackウィンドウで右クリックすることで外部コードを表示することも可能だ。Windows 7上でのCPUデバッギング、CPUサンプリングプロファイラによるProfile Guide Optimization (PGO)プロセスもサポートしている。
IDEは長年待ち望まれていた64ビットターゲットのEdit and Continue for .NETのサポート、Autosウィンドウでの関数戻り値の閲覧など、JavaScriptとC++の相互運用コードデバッグ機能も提供する。また、Static Code Analysisウィンドウにおけるコードのフィルタリング、ソート、カテゴライズもサポートしている。
C++ベースのWindows Storeアプリ開発者を支援する機能もある。ネイティブのビジュアライゼーションファイルの進んだカスタマイズオプションに加えて、改善された例外レポートも活用できる。さらに、スクリプトデバッグツールを使わなくても、開発者は実行中のJavaScriptコードにデバッガをアタッチすることができる。Visual StudioのプログラムマネージャであるDaniel Moth氏は、診断ツールに関する//build/セッションへのリファレンスを提供している。
以上のデバッグ機能強化に加えて、Visual Studio 2013には、消費電力、XAML & HTML UI応答、CPUサンプリングを含むJavaScriptメモリ分析、JavaScript関数タイミングを測定するためのツールやパフォーマンスウィザードツールを備えたパフォーマンスおよび診断ハブも含まれている