Microsoft は 2014年 Q1 に エンタープライズ向け機能拡張(S/MIME, VPN, EAP-TLS を利用した Wi-Fi)を伴うWindows Phone 8 の更新をリリースすることをアナウンスした。同更新では、Windows Phone に対するロックダウンを行うMDMポリシーのエンハンスも含まれており、アプリケーション管理ダッシュボードを介したアプリケーションのインストール可否も制御可能だ。また、ユーザ認証で利用する証明書に対して有効化、更新、無効化を可能とする証明書管理ツールをリリース予定だ。
Windows Phone partner and channel marketing の vice president である Tony Mestres氏によると、提案中のVPN サポートでは app aware や auto-triggered VPN と呼ばれる機能を利用して企業ネットワークともアクセスが可能だ。
上記で述べた機能に加えて、Windows Phone の更新に様々なセキュリティ更新が含まれることにより、Windows Phone 8 の サポートライフサイクル期間が18ヵ月から36ヵ月に延長される。後続の更新は最新のUpdate Packを利用して開発され、端末オペレーターが国, 地域, デバイスの機能に基づいたアップデートの配布を制御することができる。
Tony氏は「Windows Phone のサポートライフサイクルのポリシー延長とエンタープライズ向け機能拡張の発表は、Microsoft が Windows Phone 向けプラットフォームに注力していることを示している」と述べている。