Agile 2013カンファレンスで行ったセッションに続いて,Susan AtkinsonとGabrielle Benefieldの両氏は,フレキシブル・コントラクト(Flexible Contract)のひとつをクリエイティブコモンズ・ライセンス下で公開した。
そのFlexible Contracts Webサイトには,米国および英国の法律に対応する契約テンプレートに加えて,このアプローチの背景となった情報を提供する,さまざまな記事やプレゼンテーションへのアクセスが用意されている。
Webサイトで氏らは,次のように述べている。
長年にわたって繰り返した経験をもとに,みなさんの希望する作業方式 – 速く,無駄がなく,アジャイルな – を公式なものにするための契約をデザインしました。契約はなぜ重要なのでしょうか? 契約が行動を起こさせるからです – 誤った契約は,アジャイルあるいはリーンプロジェクトを頓挫させるかも知れません。
フレキシブル・コントラクトとは何か,ソフトウェア開発プロジェクトでどう使用されるのか,といったことをより深く理解するため,私たちは,実際にそれらを使用する方法に関しての包括的なガイドを作成中です。
氏らは以前,InfoQに従来型の契約モデルがいかに失敗リスクを増大させるか,成果重視の契約アプローチの採用が成功に結び付く理由は何か,といった内容の記事を寄稿している。