Ajax Control ToolkitがjQueryをサポートしてリリースされた。新しいjQueryExtenderベースクラスを導入することによって、Microsoft Ajax Libraryの代わりにjQueryを使ったAjax Control Toolkitコントロールの作成を可能にする。Ajax Control ToolkitはjQueryをサポートするよう書き直されており、開発者は自動バンドル、縮小化、キャッシング、圧縮といった機能を利用することができる。これを書いている時点で新しいjQueryExtenderベースクラスを利用して書き直されているのは、ToggleButtonコントロールだけだ。
「Ajax Control Toolkitの他のコントロールはすべて、Microsoft Ajax Libraryを使って書かれています。これらのコントロールも徐々にjQueryコントロールとして書き直すつもりです」Microsoft Software LegendでASP.NETのProgram ManagerであるStephen Walther氏は語る。
Ajax Control ToolkitでjQueryを使うメリットは、<script>タグ内にコードを入れる必要がないことだ。$create()メソッドを呼び出す必要もない。たとえば、ToggleButtonコントロールはdata-act-togglebuttonextender属性でインスタンス化できるので、マークアップはすっきりする。
Stephen氏によると、Ajax Control Toolkitコントロールはサーバとクライアントのどちらでも動き、リッチなVisual Studio体験をもたらすという。JavaScriptで作業をする必要もない。
Ajax Control Toolkitの最新リリースにはドキュメントの改善も含まれており、ToolkitScriptManagerの使い方や、Ajax Control Toolkitの新しいバンドル、縮小化、圧縮、キャッシングといった機能について詳しく説明されている。
また、Twitterコントロールの更新も含まれている。Twitter API v1は間もなくリタイア予定なので、これは新しいTwitter APIを利用している。新しいTwitter APIを利用するためには、Twitterからキーとアクセストークンを取得し、そのキーとトークンをweb.configファイルに追加する必要がある。