Patrick Smacchia氏は先日,NDepend 5.0を発表した。VS2013サポート,トレンド監視,新しいダッシュボード,UIの大規模な改修など,数多くの機能拡張が加えられた.NETコードアナライザの最新バージョンである。
もっとも興味深い新機能のひとつが,解析中にさまざまなコードメトリックスをログできる機能だ。それぞれのメトリックスを保存後にツールを使用することで,トレンドチャートを表示することができる。以下の例は,いくつかのコードメトリックスで見たNDepend自体のコードの進化を示している。
この出力を得るには,数ヶ月あるいは数年にわたってNDependを使用して,メトリックスデータを保存した後にチャートを描く必要がある。トレンドはすぐには使用できないのだ。それでもSmacchia氏は,古いバージョンのソースコードが残っているならば,NDependのAPIを使って再度解析することで過去のデータを入手することができる,と説明している。
コードサイズ,最大値と平均値,コードカバレッジ,サードパーティ使用状況などに関してあらかじめ定義された50のトレンドメトリックス以外にも,ユーザがCQLあるいはCQLinqを使って独自のものを定義することができる。
NDepend 5.0は現在,Visual Studioの2008から2013までのすべてを対象として統合することができる。以前よりもユーザインターフェースが現代的になり,新たにダッシュボードも追加された。さらにコードルール違反を簡単に確認できるルールフィルタや,再設計されたレポートテンプレートも備えている。