XB Softwareは最近、JavaScriptのUIライブラリであるWebixを発表した。このライブラリには45を超えるコンポーネントが同梱されており、パーソナルコンピュータだけでなくiOS、Android、Blackberryで動作するHTML5とCSS3互換のアプリケーションを開発することができる。オフラインのウェブストレージへアクセスする機能や位置情報API、カンバス描画、CSS3とHTML5標準をサポートし、jQueryとBackbone.jsが統合されている。
Webixのコントロールはシンプルなサーバサイド統合を提供し、クライアント側のWebixウィジェットのデータとさまざまなPHP、ASP.NET、Java、Rubyというようなさまざまなサーバサイドの技術を直接通信する。さらに、 RoR、ASP.NET MVC、Spring、Struts、GrailsのようなMVCフレームワークをサポートする。
この記事の執筆時点で、Webixにはアコーディオン、カレンダー、カルーセル、チャート、カラーボード、コンテキスト、コンテキストメニュー、データテーブル、データビュー、フォーム、フォーム紺と炉^ル、グループリスト、HTMLフォーム、IFrame、レイアウト、リサイザ、リスト、メニュー、マルチビュー、ポップアップ、プロパティシート、スクロールビュー、タブビュー、テンプレート、ツールバー、ツリー、ツリーテーブル、ユニットリスト、アップローダ、ウィンドウというようなコンポーネントが含まれている。
InfoQはリード開発者であるMaksim Kozhukh氏にこのライブラリについて話を聞いた。
InfoQ: どのような種類のアプリケーションを開発することができますか。
Webix UIはウェブアプリケーション開発のために設計されています。どのようなブラウザでも動きますし、特定のサーバサイドの技術に依存しません。ASP.NET, PHP, Rubyでも動作しますし、バックグラウンドがない純粋なHTML+Javascriptアプリケーションでも使えます。.NETではMVC.NETと相性がいいです。
InfoQ: Backbone.jsの統合について詳しく教えてください。開発者にはどのような利点があるのでしょうか。
複雑なJavascriptアプリケーションはロジックとビューを管理するためにクライアント側でのある種のMVCソリューションを求めます。この要求に対してはBackbone、Ember、Angularなどさまざまなソリューションがあります。私たちは独自のソリューションを開発する代わりに、優れたUIを提供することに注力し、必要に応じてBackBoneを使うことにしました。
Backboneを使ってデータモデルを定義し、Webix UIとBackboneのモデルをつなぐことも可能です。そうすることで、アプリケーションのロジックはBackboneのモデルを通じて動作するようになり、UIについて細かく気にする必要がなくなります。データの追加、更新、削除は自動的にUIに反映されるので、開発がシンプルになります。
InfoQ: Webixと.NETを統合するのはどのくらい簡単ですか。
簡単にMVC.NETに統合でき、.NETのウェブサービスでも簡単に利用できます(.NETのコードはデータプロバイダとして使われ、UIとクライアントサイドのロジックはWebixのコードで実装されます)。
InfoQ:Windows StoreアプリをWebixで作ることはできますか。
技術的には可能です。Webix UIはJavaScriptベースのWindowsアプリ開発と互換性があります。しかし、Webix UIを使ってもこの領域では大きな利点はないでしょう。この製品の目的はあくまでウェブ開発です。
InfoQ: 今後の予定を教えてください。
UI用のビジュアルデザイナや新しいスキン、ツールを追加していくつもりです。