Windows 8.1ではXAML Binary Format (XBF)を使ってXAMLアプリケーションをアセンブリにコンパイルできる。さらに、アプリケーションをロードし、描画する速度は劇的に改善している。起動時に必要なリソースがすべて読み込まれるのではなく、遅延ロードをするからだ。
XAML開発者はWindows 8.1でアプリケーションが大きく改善されることがわかるだろう。大きなリスト上の項目をナビゲートしてみればわかるだろう。さらに、データベースのすべての項目が描画されるまで灰色のプレースフォルダが表示される。また、Windows 8.1はXAMLエディタやVisual Studio 2013の性能も改善している。
Visual Studio 2013のXAMLエディタには主要なリソース向けのIntelliSenseを搭載し、完全なデータバインディングをサポートする。IntelliSenseは、正確な名前を知らなくても正常の要素名を表示し、F12もサポートする。また、XAMLエディタはCamelCaseマッチングをサポートする。
公式な情報によると、Visual Studio 2013のXAMLエディタはエクスパンションとSurround-With Snippetsをサポートする。現時点では、Viusal Studio 2013 Previewにはスニペットは含まれていないが、Tim Heuer氏が作成したチュートリアルを見ながらカスタムのスニペットを作成することもできる。
XAMLコントロールを直接オンラインのドキュメントにドラッグすることもできる。こうすることで、ビジュアルツリーの好きなところにコントロールを配置することができる。XAMLマークアップをナビゲートする必要もない。Visual Studio 2013は既存のコメントを自動的に検知する機能を持っており、XAMLコードエディタの中に含むことができる。さらに、エンジンが終了タグを検知したらクローズタグは自動的に削除される。
また、Visual Studio 2013ではコンパイルするまでの間、いつでもテーマを設定することができる。現時点では、プロジェクトを作成したときにテーマを選択しなければならない。また、検索、メニュー、フライアウト、コマンドバー、アプリバーボタン、アプリバートグルボタン、アプリバーセパレータなどの新しいコントロールも含まれている。これらのコントロールはWindows Storeアプリケーションのガイドラインを実装している。
XAML開発者はWindows 8.1で新しいHubコントロールを使えるようになる。開発者はこれを使ってHubSectionsを作り、コンテンツを分割できる。さらに、コンボボックス、スライダー、デイトピッカー、対ウピッカー、テキストボックス、パスワードボックス、リットエディットボックスは、ヘッダテンプレートプロパティを持ち、プレースフォルダテキストやウォーターマークなどを利用できる。
Windows 8.1はXAMLのビジュアルツリーをWindows.Xaml.Media.Imaging名前空間のRenderTargetBitmapを使って画像として描画することもできる。更新されたプロジェクト、ハブアプリ、UIテストプロジェクトテンプレートも含まれており、Windows Storeアプリケーションのテストを記録し、必要な時に再生できる。