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Google Play 4.0、さらにサービスを追加

原文(投稿日:2013/11/02)へのリンク

Play ServicesはGingerbreadよりも前のデバイスをサポートしなくなる。Play 4.0にはMobile Ads SDKが含まれ、Wallet Instant Buyにより新しい統合購入システムが提供される。

Play Services 4.0で注目すべき変更は、Playの新しいアップデートが得られないFroyoサポートの中止だ。Googleはその根拠として、Froyo以前を使っているAndroidデバイスは全体の3%に満たないと述べている。

Play Services 4.0で魅力的な機能強化はGoogle Mobile Ads SDKが含まれたことだ。このSDKを使うようアプリケーションをアップデートすると、今後はデバイスに他のアップデートを配信する必要はない。キャリアによるOSアップデートを待たずとも、SDKはPlay Store appを使って自動的にアップデートされるためだ。SDKを組み込んだアプリはPlay Store appのないデバイスにもインストールできるが、この場合、SDKは自動的にアップデートされない。

開発者は主要なモバイルOS(Android、iOS、Windows Phone)でモバイルアドネットワークによる広告のマネタイズが可能になる。Googleによれば、SDKにはまもなく、モバイルアプリ向けのDFP、Ad Exchange、Search Adsなどのアドネットワークのサポートも入るそうだ。

Google Wallet Instant BuyはGoogle WalletとGoogle+サインオン、不正検出のための24時間トランザクションモニタリングシステムによる購入処理を提供する。このサービスは購入プロセス全体を簡素化する。請求および配送先などの情報はGoogleによって提供、管理されるので、アプリケーションごとに毎回ユーザが記入する必要はなくなる。ただし、現在のところ、このサービスが利用できるのは米国内の業者に限られる。

MapsおよびLocationサービスはバッテリー消費量が減り、レスポンスが改善された。

Play Servicesには広告、認証、Google+、ゲーム、地図、ロケーション、ウォレット、パノラマなど多数のサービスが含まれている。これらはGoogleによって自動的に透過的にアップデートされるため、キャリアのOSアップデートの遅延を迂回することができる。このアプローチはプラットフォームのフラグメンテーション対策として、開発者の負担を軽減するためのものだ。今後も対応サービスは増えるだろう。

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