サンフランシスコで先日行われたFutureStackカンファレンスでNew Relicは,Node.js導入などの新機能を発表した。Node.jsを使用することで,コードレベルのトランザクショントレース確認や,データベース内で消費された合計時間の取得などが可能になる。実行速度の遅いサードパーティAPIを特定することも可能だ。
今回のアップデートには,ヒストグラムやパーセンタイル(percentile)でデータ表示を行う機能も含まれている。トランザクションの概要やアプリケーションの異常の識別に有効だ。さらにデータをパーセンタイルでグループ化して表示する機能により,トランザクション応答時間を簡単にランク付けできる。
伝えられる情報によると,Node.jsのサポートはJoyent, Microsoft Windows Azure Mobile Services, CloudBees, EngineYardなどとのパートナシップによって実装されているということだ。警告システムも新しくなり,統合化されたダッシュボードを利用してすべてのセッティングを管理することができる。警告のしきい値の設定も可能だ。さらにEメールやHipchat, Campfireなどを使った警告の管理も実現される予定である。
New Relicでは,すでに公開されているiPad用アプリに加えて,Andoirdベースのモバイルアプリをリリースする予定だ。リアルタイムのパフォーマンス表示やユーザ操作をエンド・ツー・エンドでトレースする機能,測定値の独自設定などの機能を備えたものになる。