2012年後半にOpenFeintがサービスを停止したとき、多くのiOSとAndroidゲーム開発者は、作品にソーシャルネットワークへの接続できる機能を搭載できなくなってしまった。Fruit Ninja、Fieldrunners、Pocket Godというような人気のゲームが影響を受けた。そして今、OpenFeintの共同創業者がOpenKitをリリースした。これはOpenFeintの後継のAPIであり、クロスプラットフォームのソーシャル機能を提供する。
OpenKitはiOS、Android、Unity向けにAPIを提供し、Game Center、Google+、FacebookのユーザIDを使った統一的な認証機構を提供する。
OpenKit SDKはゲームに次のような機能を提供する。
- ソーシャルスコアボード - プラットフォームとユーザネットワークを横断したスコアの追跡。Game CenterとGoogle+のスコアボードだけでなく、Facebookを使ってスコアを比較することもできる。
- ソーシャルチャレンジ - 友人が自分のスコアを上回ったときにプッシュ通知で知らせてくれる。
- スマートな招待 - ユーザに友人を招待してもらうことでプラットフォームやユーザネットワークを問わずにユーザベースを拡大できる。
- ゴースティング - スコアボードにゲームデータを追加することで、友人同士で非同期で遊ぶことができる。ゴーストデータを再プレイすることで、単一プレイヤーのゲームも"仮想的"にマルチプレイヤーのゲームになる。
- 達成 - 友人とゲームの進捗を競わせることで達成を支援する。達成することでユーザはさらにゲームを探求する。達成はTwitterとFacebookにポストできる。
OpenKitは月間のアクティブユーザが150.000人までのサービスは無料で利用できる。月間のアクティブユーザが150.000人から 1.000.000人の場合は月額100ドルから1000ドルまで。OpenKitはオープンソースなので、ゲーム開発者自身がホストすることもできる。