XamarinがMicrosoftとパートナーシップを結んだ。開発者がVisual StudioでiOSとAndroidアプリを作成できるようにし、Xamarin Universityでその方法を開発者に教える。
Xamarinは本日、Microsoftとのパートナーシップを発表した。C#とVisual Studioを使っている開発者が、すでにサポートしているWindowsだけでなく、iOSとAndroidで動く完全にネイティブなクロスプラットフォーム・モバイルアプリを作成 できるよう、最新のサポートを提供する。今回の提携には以下が含まれている。
- XamarinはMicrosoftと協力して、自社技術をMS開発者ツールおよびサービスに統合する。XamarinはVS 2013 SimShipパートナーとして、MicrosoftがVisual Studioをリリースするのと同じ日に、自社のツールの統合バージョンをリリースする。XamarinにはMicrosoft Portable Class Librariesが含まれるようになる。これはもともとWindowsでしか使えないという制限があったが、最近、その制限が解かれた。
- 限定数のMSDNサブスクライバ向けに、最近立ち上がったXamarin Universityがフリーで利用可能になる。このオンラインスクールのトレーニングコースでは、iOSとAndroid向けクロスプラットフォームのモバイルアプリの作り方を開発者に教える。
- MSDNサブスクライバに対し、Xamarinのサブスクリプションの特別価格が提供される。
この分野におけるMicrosoftとの協力を拡大するつもりがあるのか、私たちはXamarinに尋ねた。XamarinのCEOで共同創業者のNat Friedman氏は、そのように進めているが、現時点では詳しく言えないと述べた。
私たちはVisual StudioにおけるWindows、Android、iOSアプリ作成がこれまでより簡単になるよう、Microsoftと緊密に仕事をしています。これからモバイルへと向かう開発者にとって、これは最高の開発体験をもたらすでしょう。ロードマップを合わせるために、私たちはMicrosoftと深く議論しているところで、後日、詳しい情報が出せるでしょう。
Xamarin Universityは2014年の1月と2月に次のようなカリキュラムで1ヶ月のコースを始める。
- iOSとAndroidの基礎
- モバイルアプリのライフサイクル
- ネイティブUIおよびコントロール
- クロスプラットフォーム・アーキテクチャ
- モバイルのベストプラクティス
- セキュアなバックエンド統合
- メモリ管理のベストプラクティクスなど最新トピック
トレーニングには、Xamarinのエキスパートとの20時間を超えるライブのオンライン授業、モバイル開発者との2時間の1対1コーチング、オンデマンドビデオ、チュートリアル、ラボ、コードサンプル、専用フォーラムが含まれている。ただし、席は限られている。