最近開かれたSlush 2013において、NokiaがImaging SDK v1.0をリリースした。これにはセピア、白黒、ミラー、トーン、クロマキーといった50の組み込みフィルターが含まれており、開発者はカスタムフィルターを作成したり、オブジェクトを描画するための背景を提供することができる。また最新のリリースは、任意の領域のクロップ、自由な回転、動的フィルタープロパティ、ソーシャルメディアに共有するのに望ましいファイルサイズへのリサイズをサポートする。
SDKには、ランダムアクセスJPEG (RAJPEG) 形式を利用したときのメモリ管理に関連する改善も含まれている。これは高速なプレビュー、回転、クロップ機能のために大きな画像を自動的に解凍、再圧縮する。また、開発者はCamera Helper APIを利用して、簡単にカメラ機能にアクセスできるようになる。
フィルターは開発者に自動的に強調、フレーム、明度、RGBレベル、色相、彩度を変えるような機能を持ったアプリ開発を可能にする。さらに、クロマキーフィルターは背景とカットオフから画像を合成する機能も提供する。
Nokia Imaging SDK 1.0には、マネージドC#、VBコード、ネイティブC++コードのWinPRT APIライブラリが含まれている。これには大量のクラスとメソッドが含まれており、これらを使って開発者はWindows Phone 8アプリを構築することができる。
NokiaはLumia開発者向けライブラリでフィルタに基づいたサンプルアプリを完全なソースコードとともに3つ提供している(effects、explorer、real-time filter)。これらはWindows storeでダウンロードすることができる。
Nokia Imaging SDK v1.0には、クイックスタートガイド、サンプルプロジェクト、コンパイルエラー情報、APIリファレンス、Nokia Imaging SDKライセンスアグリーメントなど、広範囲に及ぶドキュメントが含まれている。