DevExpress ASP.NETの最新リリースである13.2エディションに含まれているGridコントロール(ASPxGridView)では,ASP.NETおよびMVC開発者がクライアント上でグリッドデータをバッチ修正して,単一のリクエストとしてサーバに送信することが可能だ。エンドユーザは,マウスを使わずにキーボードだけでレコードを編集することができる。
ASPxGridViewコントロールがアップデートされて,レコードの変更をサーバに送信する前に,エンドユーザがプレビューできるようになった。さらに,編集されたセルの表示色を選択することも可能だ。
GridViewコントロールからバッチ編集ステージで実行されるアクションに関して,ユーザが有用な通知を受けることも可能になった。例えばセルの値を選択した後でカラムをソートしようとすると,次のようなメッセージが表示される。
バッチ編集機能を有効にするためには,ModeプロパティをBatchに設定する必要がある。それにより,インラインエディタでデータの編集が可能になる。編集されたセルは緑色で表示される。バッチ編集を有効にすると, “Save changes” リンクがクリックされるまで,すべての編集はクライアント側で保持される。“Cancel changes” リンクを選択することで,すべての変更をキャンセルすることも可能だ。
InfoQではDevExpressのソフトウェア開発者であるMehul Harry氏に,ASPxGridViewコントロールに関する詳細な情報を聞いた。
InfoQ: GridViewのバッチ編集によるメリットを教えてください。
GridViewのBatchEditには次のような利点があります。
- BatchEditでは,DevExpress ASPxGridViewのレコードをキーボード操作のみで編集することができます。マウスに手を伸ばす必要がありませんので,これは時間の節約になります。
- 編集や挿入が完了すれば,すべての編集を一度に確認することができます。
- 変更内容のキャンセルや保存がひとつの操作で可能です。
InfoQ: バッチ編集機能はタッチ操作に対応していますか?
はい,DevExpress ASP.NETコントロールはタッチをサポートします。実際に私たちは,タッチデバイスとデスクトップブラウザのどちらにもマッチするテーマを用意しています。
InfoQ: バッチ編集が有効なシナリオをいくつか紹介して頂けますか?
バッチ編集は,複数の編集データを持っていて,それらの編集がすべて完了するまでデータベースへのアップロードやコミットを行いたくない,そういった要求を持つユーザに最適です。