TelerikはOpenAccess ORM Q3 2013 SP1をリリースした。Visual Studio 2013, 従来型のウィザード,Oracle 9iとMySQL 5.0がサポートされている。今回のアップデートで追加された設計時ツールには,Visual Studio 2013と完全な互換性があり,サンプルプロジェクトを新しいIDEでオープンすることもできる。Fluent API Dictionaryのマッピングも,長さやスケール,"max" サイズといった型のガイドラインの採用によって改良されている。
同時にTelerikは,従来のOpenAccessウィザードについて,次期リリースでは構成ベースのマッピングとOQLエンジンを除いて廃止すると発表した。また次のリリースでOracle 12cがフルサポートされるため,今後のリリースではOracle 9iのサポートも使用できなくなる予定である。
今回のOpenAccess ORMのサービスパックには,MySQL 5.0のサポートが含まれていない。これはOracleによるサポートが2011年12月で完了しているためだ。同社は開発者に対して,MySQL 5.5または5.6のいずれかを使用するように推奨している。
この最新リリースを使用すると,リードアンコミッティドやリードコミッティド,スナップショットといった特別なアイソレーションレベルの参照も可能になる。また,このORMツールでは読み出し操作でトランザクションを使用していないが,BackendConfiguration.Runtime.ReadWithoutTransactionsを経由すればそれを明示的にすることもできる。
公式資料によると,Microsoftによるサポートが2013年9月に終了したため,Visual Studio 2008のサポートも次のリリースで廃止されるということだ。その他にはPostgreSQLやSQLiteに関連するいくつかの改良,LINQでのジョインキーセレクタでの非カラム式のサポートなどが含まれている。