RadControls for Windows 8 XAML Q3 2013に付属するRadRadialMenuを使えば,デスクトップとタッチプラットフォームの両方で,円形メニューを使用したユーザインターフェースを開発できる。プログラムおよび宣言的な方法をサポートし,ネストした子アイテムの定義も可能なメニューアイテムには,すべてに対してカスタムコマンドの設定が可能だ。さらにアイテム選択を切り替えたり,タップ,フォーカス,ホバーといったアクションをトリガとして設定することもできる。
コントロール表示位置の指定やトリガアクションの定義のサポートに加えて,アプリケーションコンポーネントとの相互通知,さらにテキスト編集とフォーマット指定,ユーザフォーカスの位置に対応したナビゲーションやコンテキスト依存の処理にも対応する。
RadRadialMenuは,XAMLスイートのすべてのメンバに適用可能なスタイルのルールに従った方法で開発されている。コントロールの外観は,コントロール特有のプロパティ設定や,対象とするビジュアル部品に関連付けられた名前付きブラシを定義することで変更が可能だ。
空のスタンドアロン・メニューを表示するには,次のようなコードを指定すればよい。
<telerikPrimitives:RadRadialMenu/>
TelerikのWindows 8製品チームは,RadRadiaMenuの使用方法を詳細に検討している。メニューへのリファレンスを所持するヘルパクラスを作成して,それをページリソースに追加すれば,コンテキストメニューとしてメニューを生成することも可能だ。WinRTでは,リソースディクショナリで定義されたUIElementを,複数の要素の子として共有することができないので,このような方法が必要になる。