Webix 1.3が新しいスキンとUI要素,いくつかの改良を加えてリリースされた。エア,コンパクト,雲,魅惑(glamour), ライト,テラス, Webなどのスキンを使って,アプリケーションのユーザインターフェースをソフトにしたり,あるいは非常に明るくするような変更が可能だ。
スキンに関連するCSSファイルは,パッケージのcodebase/skinsフォルダに配置されているので,アプリケーションにも簡単にスキンを組み込むことができる。“エア”スキンを適用するには,次のようなコードを使えばよい。
<script src="../codebase/webix.js"></script>
<link href="../codebase/webix.css" rel="stylesheet" type="text/css">
同じように,”クラウド”スキンを使うアプリケーションは次のようになる。
<script src="../codebase/webix.js"></script>
<link href="../codebase/skins/clouds.css" rel="stylesheet" type="text/css">
Webixの公式資料には,すべての新しいスキンの使用方法が詳細に説明されている。Webix 1.3には新たにMP4, WebM, OggをサポートするHTML5 video要素が追加され,マルチメディアベースのアプリ開発が可能になった。以下のように使用する。
webix.ui({
view:"video",
id:"video1",
container:"video_div"
src: ["data/movie.ogv","data/movie.mp4"]
});
Carouselも改良された。さまざまなナビゲーションタイプを提供するとともに,使い勝手もよくなっている。Carouselは主として複数のコンポーネントを,専用ボタンあるいはタッチデバイスのスライドで切り替え可能な,単一のビューとして表示するように設計されている。使用方法は次のようになる。
webix.ui({
view:"carousel",
id:"carousel",
cols:[
{ view:"template" },
{ view:"chart" },
{ view:"datatable" },
{ rows:[...]} //layout
]
});
Chartウィジェットもアップデートされた。対数スケールが使用可能になり,データ表現の選択肢が拡大されている。