NetHelpというコードネームのレスポンシブルユーザインターフェース機構を備えたDoc-To-Help 2013 v2がリリースされた。表示するデバイスのディスプレイに対応して,ユーザインターフェースの外観が自動的に変化する。この機能によって,ひとつのバージョンのWebサイトを公開するだけで,ラップトップやタブレット,スマートフォン,その他ポータブルデバイスのユーザがそれぞれ,異なるアウトプットを見ることになる。
最新リリースにはNoteやLightbox, Gallery, Carousel, Topic Contents, Tabs, Code Highlighterといったコンテントウィジェットも含まれる。いずれもHTML5コンテントエディタ内のソースファイルに挿入することのできる,編集可能な対話型コンテントのブロックだ。
Lightboxウィジェットは,サムネール表示されたイメージをクリックすると,オリジナルサイズのイメージがモーダルダイアログで表示される,というものだ。またCarouselは,自己完結型のスライショー形式でイメージを表示するウィジェットである。Galleryウィジェットは,サムネールのコマ形式でイメージを並べることで,ナビゲーション操作の時間を掛けずにオープンしたいイメージを選択可能にする。
新たに導入されたTopic Contentsウィジェットは,コンテントのリンクテーブルを使うことで,長いトピックの中を簡単に移動できるようにするものだ。Tabsウィジェットは,タブスタイルのインターフェースで情報の整理を可能にする。またCode Highlighterは,ヘルプドキュメントにコードスニペットを追加する場合に利用されるもので,スニペットをクリップボードにコピーするためのCopy Codeボタンも付属している。