VS Anywhereの機能アップデート。ウェブワークスペース、モデレートセッション、共同マージ、バグ修正

VS Anywhereはリアルタイムなコラボレーションが可能なVisual Studioの拡張機能で、ウェブワークスペース 機能がアップデートされた。これは、チャットかメールでリンクを送信することで、Visual Studioプロジェクトを開発者に共有する機能を提供する。あなたのVisual Studioのファイル群を、他のユーザーがブラウザでリアルタイムに見ることができる。

上記機能は、プロジェクトで右クリックして"Share project using Web Workspace"を選択することで起動できる。公式情報によれば、今後のリリース完成版では、ブラウザでリアルタイムにコードを直接ビルドできる予定となっている。

VS Anywhereには、モデレートセッション機能も含まれている。この機能は、オンライントレーニングやWebセミナーからモデレーターモードを開始することができ、フォローする参加者のリモートセッション参加を支援する。また、セッションの途中でモデレーターモードに変更することもできる。加えてユーザーインタフェースの拡張により、リアルタイムなコラボレーションセッションを行い、開発者がマージ内容をレビューし、ファイルの衝突を管理できる共同マージ機能が含まれる。

最近のリリースでは、Github APIのソーシャルコーディング問題を含むVisual Studio 2010のチームエクスプローラーのバグ修正が行われた。さらに、サーバー再接続時に選択されたサーバー名が消えてしまう問題や、クイックアクションツールでチェンジセットを作るときに正しく動作しないバグが改善されている。以前のバージョンでは、アイコンがVisual Studioのタブに表示されなかったが、最新リリースではこの問題も修正されている。