ActiveReports 8がリリースされた。マップ，ローカライゼーション，マルチテナントレポート，データキャッシュの他，RSS14Stacked, RSSLimited, MicroPDF417などのバーコードをサポートし，WindowsおよびWPF Viewerのタッチサポートを含む。マップレポートにより，空間的あるいは地理分析的な表現によって可視化したデータをレポートに追加できるようになる。自身のAPIキーを用意すれば，Microsoft Beingサービスからベクトル層やVirtual Earth層を追加して，さらに広い範囲のビューや投影をサポートすることも可能だ。
ActiveReports 8にはモバイルデバイスに最適化されたHTML5ビューアが含まれていて，公開APIを使用してカスタマイズしたり，Webアプリケーションに組み込んだりすることができる。オフラインレポートや検索機構を使ったドリルスルーなどの機能も提供する。マルチテナントのレポートをサポートするサーバレポートデザイナには，セルフサービスBIを促進するSDKも同梱されている。
これらの機能に加えてActiveReports 8には，複数のレポートタイプ，データベース検索や変換，可視化，レイアウト，レンダリングなどをサポートするフレキシブルな.NET APIも含まれる。Microsoft AccessやSAP Crystal Reportのレポートのマイグレーション，ロケール固有のテキストを使ったローカライズのサポート，XCOPY配布などにも対応する。
ActiveReports 8はHTML5, Windows Forms, WPF, HTML, Adobe PDFとFlashなどに対応し，検索機能やハイパーリンク操作，目次，高度な暗号化，Excel, RTFを備え，複数ページのズームビューや国際化フォントなどをサポートした組み込みサーバも含んでいる。さらにレポートエンジンは，部分信頼あるいは完全信頼の両環境下でのWindows Azureサポートも提供している。