Ramli John氏は2013 Lean Startup Conferenceでminimum viable attitudes for lean startup teamsと題した講演を行った。氏によれば、チームが持続可能なリーンを行うためには、3つの態度が必要だ。すなわち、謙遜、飢餓感、幸福だ。
InfoQは氏にリーンスタートアップでの態度について、幸福の重要さとリーンスタートアップの失敗への対処法について話を聞いた。
InfoQ: あなたの話はリーンスタートアップチームに必要な最低限の態度について述べました。なぜリーンスタートアップではこれらの態度が重要なのでしょうか。
Ramli: リーンスタートアップのプロセスは簡単ではありません。リーンスタートアップはかっこいいと思うでしょう。しかし、実験に実験を重ねて成果で出ない場合、正しい態度を持っていることでさらに奮起し挑戦を再開できるのです。正しい態度を持っていなければ、数回の失敗であきらめてしまうでしょう。
InfoQ: 3つの態度として謙遜、飢餓感、幸福を挙げていますね。なぜこの3つなのですか。
Ramli: ある企業のCEOがこの3つを彼が従業員に求めているものとして教えてくれました。彼から拝借したのです。しかし、この3つの態度は新しい従業員を雇うのにとって素晴らしいことだけでなく、効率的で仮説駆動のチームを維持するのにも役に立つのがわかりました。
InfoQ: リーンスタートアップのチームは強く、情熱的であなたが説明したようなことに基づいていなければなりません。控えめでいるにはどうしたらいいのでしょうか。
Ramli: 謙遜とは間違いをしたときに間違いを認めるということです。すべてを知っているわけではなく、賢い人の助けを必要としていることを認めることです。自慢してはいけないということではありません。自分よりも賢い人に囲まれていれば間違いなく謙虚になれます。そして、優れた起業家は自分よりも優れた人々の中に身を置いています。
InfoQ: チームには飢餓感が必要で顧客のところへ出向いて彼らが何を必要としているのか調べたいという強い欲望が必要だとおっしゃっていますね。実際にこのようなことを実践した人について教えてください。
Ramli: 私はExtreme Lean TV (www.extremleantv.com)という新しい プロジェクトを始めました。このプロジェクトでは、飢餓感を持っている起業家を紹介します。例えば、Clay Hebertは顧客との対話によって1万ドル以上もコストを下げました。Jonathan Goldbergは14日でアイディアを実現し顧客に販売しました。
InfoQ: リーンスタートアップとして失敗に対処する必要があります。例えば、製品のアイディアが間違っていた場合です。幸福はこのような状況を救ってくれますか。
Ramli: 幸福とは偽の笑顔を振る舞うことではありません。ポジティブな態度をとることです。しかし、製品が失敗したときポジティブな態度を維持するのは大変なことです。このようなときサポートしてくれるネットワークがあると助かるでしょう。家族や近しい友人、チームなどです。私はチームが大きなサポートネットワークになる必要があると思います。チームが幸せでなかったらあなたも幸せでないのですから。チームとは毎日顔を合わせます。ポジティブな人に囲まれていれば幸せでしょう。
InfoQ: リーンスタートアップは1人か2人、あるいはあなたが説明したようなチームで行われます。チームを持つことの利点を教えてください。
Ramli: 私にとっては最低でも2人のチームが理想的です。ひとりの場合の問題は、自分を客観視できないことです。スキルや視点をチェックしてくれる他人が必要です。以前チームには健全なディベートが必要だとブログに書きました。