昨年6月のBuild 2013でPaul Gusmorino氏は、WinJS 2.0とそのスピード向上について話した。先週のBuild 2014で彼は、WinJS 2.1に関する議論とこのライブラリがどこに向かっているかを説明するために戻ってきた。Windows Library for JavaScript (WinJS)は、HTML, CSS, JavaScriptを使って、効果的にアプリケーションを構築するために有効な方法になることを目的にしている。もともとMicrosoftによって作成されたが、機能はWindowsプラットフォームに限定される訳ではない。
Microsoftによってプッシュされているいくつかの技術はオープンソースライセンスになり、Gusmorino氏はWinJSがApacheライセンス下でライセンスされGitHubでプロジェクトがホストされたと発表した。MicrosoftはWinJSが、すべてのモダンデバイスとブラウザーで大きな変更なしに使用できる共通ライブラリーになることを望んでいる。この支援と並行して、Windows Phone 8.1をサポートしたWinJS 2.1がリリースされた。Microsoftスタックでは、現在WinJSは、Xbox, Windows Phone, Windows 8アプリの3種類あることを意味している。Gusmorino氏は、2015年にWinJS 3.0でこれら3つのプラットフォームを統合するのが目標であることを示した。プロジェクトは、リリースのための彼らの次のステップを示したロードマップを作成した。
WinJSプロジェクトの目標
- 真のアプリエクスペリエンスを提供する
- ネイティブのエクスペリエンスをビルドする
- デバイス間でコードの共有を可能にする
- コミュニティーに新素材を提供 -- “あなたがすでに持っているなにかのMicrosoft版を提供するのではない”
- 維持とモジュール性を向上させる
WinJSの実行例は、ライブラリーのすべてのコントロールのコードとデモを含めてTry WinJSで提供されている。Microsoftは、Windowsベースの開発者にGitHubページへの便利なコンパニオンとして別のプロジェクトページをメンテナンスしている。WinJS for Windows Phoneは、携帯電話のエクスペリエンスの向上を提供するためにいくつかの変更を加える準備をしている。Pivotコントロールが追加され、いくつかのコントロールは改善された。これらの変更には、性能およびアクセシビリティが含まれている。