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GoogleがProject ARA向けの開発キッドをリリース
GoogleはProject Ara向けのModule Developers Kit (MDK)をリリースした。Project Araはフリーのオープンなハードウエアプラットフォームを開発するための運動で、モジュール度が高いスマートフォンを作成するのが目的だ。このMDKはモジュール開発者向けにAraプラットフォームを定義し、さまざまな設計に対する参照実装を提供する。ARAの最大の目的は低コストでリッチなモジュールエコシステムを生み出すことだ。
Araは基本的には次の3つのパーツでできている。
Googleによれば、このプラットフォームの大きな特徴のひとつは、豊富なモジュールエコシステムが活用できることだ。ユーザはその中から、モジュールを選ぶことができる。ディスプレイやキーボード、追加バッテリのようなモジュールをオンラインマーケットプレイスから調達できるようになるだろう。さらにユーザは不良なモジュールを取り替えたり、モジュールを個別に更新したりできる。これによって、ハンドセットの寿命が長くなり、電気廃棄物も少なくなる。
最初のAra MDKのリリースでは、単一のアプリケーションプロセッサ(AP)モジュールが使われるが、今後のリリースで複数のアプリケーションプロセッサモジュールがサポートされる。APはAndroidソフトウェアのスタックを実行する。さらに、カメラやディスプレイ、ヒューマンインターフェースでバイスなどに対応するモジュールに加え、MDKは新規でユニークで、特別な目的のモジュールもサポートする。
モジュール化された携帯の最初のモデルは2015年1月ごろリリース予定だ。価格は50ドル程度。2014年中にProject AraチームはMDKのアルファ、ベータをリリースして、開発者からフィードバックを得るつもりだ。
Wikipediaによると、初期のモジュールPhoneblocksのコンセプトは、実現可能性がなく、動くプロトタイプがなく、ほかにも開発や運用に懸念があった。Motorolaが参画した後、容積の効率性とモジュラリティのトレードオフなどのモジュールのコンセプト自体の潜在的な問題に関心が移動した。現在のプロトタイプではTime誌によれば、9.7ミリで、従来のスマートフォンよりも薄い。
プロジェクトはもともと、Motorola MobilityのAdvanced Technologies and Projectsチームが率いていた。GoogleがMotorolaを Lenovoに売却した後も、プロジェクトチームはそのままであり、Android部門の傘下で活動している。