Cordova/PhoneGap 3.5.0では,もはやiOS 5はサポートされていない。3.6.0以降はWP 7もサポート対象外になる。さらに今後のアップデートはnpm経由で行われる予定だ。
Cordovaと同じバージョンの上で開発されているPhoneGap 3.5.0は,iOS 5のサポートを停止した。この件の機能チケットによると,現行のiOSバージョンと一世代前のみをサポート対象とするためというのが,その主たる理由だ。iPad 1はiOS 6にアップグレードできないので,これによってiPad 1はサポートされないということになる。
もうひとつの変更点は,iOS 6 arm64バイナリのサポートが削除されたことである。これはiOS 6をターゲットとするアプリケーションに対して,32ビット版のみを提供するようにAppleが要請したためだ。Xcode 5.0.1以降でも,iOS 6用には32ビットバイナリ,iOS 7用は32ビットと64ビットの両方を生成するようになっている。
PhoneGapの今回のバージョンは,Windows Phone 7をサポートする最終バージョンになる。
PhoneGapインストールの推奨方法が,アーカイブのダウンロードから,npmを使用する方法に変更された。すべてのプラットフォームがトップレベルのpackage.jsonファイルを受信して,それをnpmにロードしている。フレームワークに対する今後のアップデートは,gitではなくnpmを通じて配信されることになる。
一連のリリースノートには,今回の新バージョンで実施された変更に関する,すべての詳細な情報が掲載されている。