Aerospikeは同社のNoSQLデータベースを,AGPL 3.0ライセンス下のオープンソースとして公開した。このライセンスでは,ソースコードに対する改良はすべて,ソースツリーのトランクに送り返す必要がある。Aerispikeサーバと関連ツールのソースコードは,GitHubで提供されている。
Aerospikeは現在,Community EditionとEnterprise Editionという2エディションのデータベースにパッケージされている。Community Editionは以前から無償だが,クラスタリングやストレージ容量,毎秒トランザクション数の制限があった。最新バージョン(3.5.5)ではこれらの制限が撤廃されて,複数のデータセンタ間のレプリケーションや,パッチとサポートの追加された有償のEnterprise Editionと,ほぼ同じ機能を持つデータベースとなった。
AerospikeにはC, C++, Java, C#, Node.js, Python, PHP, Erlang, Perl用のクライアントライブラリがある。これらはすべてApache 2.0でライセンスされていて,データベースを使用したプログラミングが可能になっている。
同社はさらに,今後の開発をサポートするため,シリーズC資金調達を2000万ドルに拡大すると発表した。
AerospikeはDRAMやフラッシュメモリに最適化された,スキーマレスのキー/値ストアである。