GA に近づいた Katana 3 は、新しいセキュリティコンポーネントである OpenIDConnect と WSFederation をサポートした。
OpenIDConnect は2月にリリースされ、Google や Microsoft の他、いくつもの企業からサポートされている。同標準に対し、OAuth 2.0 におけるコンテキストベースのアイデンティティ(Identity)・レイヤが追加されたアクセス許諾プロトコル(access granting protocol)だ。WS-Federation ではないアイデンティティ・フェデレーションプロトコルは既に存在しているが、この新モジュールはどちらのプロトコルもサポートしている。こちらの記事で、これらのコンポーネントにおける設計原理を更に学ぶことができる。
Microsoft は Katana 3 を伴う新しいリリース候補(RC版)を先週発表した。 他のモジュールも更新され、Twitter, Google,Facebook, MicrosoftAccount といった認証プロバイダだけでなく、OAuth, Cookie ミドルウェア, SystemWebコンポーネントの更新も伴っている。特に、Google Middleware はGoogle OAuth 2.0 の変更に伴う変更を何度かしている。
Katana は Microsoft による OWIN標準の実装であり、複数の独立したコンポーネントをインストールすることで .NET の Web 開発者を ASP.NET/IIS の一枚岩から解放するものだ。これはASP.NET vNextという大きなプロジェクトの一部である。