Noda Time v 1.3がリリースされた。ペルシア暦とヘブライ暦のサポート,解析とフォーマットのパフォーマンス向上,APIの追加など,いくつかの新機能を備える。
1.3の変更点を簡単に挙げると -
- ペルシア暦(ヒジュラ太陽暦)のサポート,ヘブライ暦の実験的なサポート
- 解析とフォーマッティングの高速化,解析失敗時のエラー報告の改善
- デスクトップビルドで,部分的に信頼されたコンテキスト(ASP.NET共有ホスティングなど)からの利用を可能とした
- LocalDate.At(LocalTime), LocalTime.On(LocalDate), OffsetDateTime.WithOffset(), ZonedDateTime.IsDaylightSavingTime()など,いくつかのAPI追加
- バグフィックス,R#アノテーションなど
最新リリースはNuGet経由で入手することができる。変更部分の全リストはリリースノートを参照してほしい。
Noda Time 2.0の主要部分の開発が開始された。Noda Time 1.xとはバイナリ互換でなくなる(ただし大部分はソース互換)見込みだ。InstantとDurationの粒度がチックからナノ秒になるなど,おもな変更点は予想されたものだが,興味深い変更として期待されるのが,Java 8の"アジャスタ"s的な概念を採用した,日付および時刻変更の新しい統一APIだ。
Noda Timeは有名なJoda Timeをベースとしているが,APIはより.NET的なものになっている。目標とするのは。組み込みのDateTime構造の根本的な問題を解決するために,.強力な日付時刻ライブラリを.NETに提供することだ。