Regional Scrum Gathering India 2014はハイデラバードで7月10日、3つのプレカンファレンスワークショップで幕を開けた。
アジャイルイノベーションゲーム – アイディアを行動に
Faichi Solutions社のエンジニアリングディレクターでありアジャイル実践の長であるRahul Sudame氏は、アジャイルイノベーションゲームでワークショップを行った。イノベーションゲームはチームメンバーとステークホルダーとの間のコラボレーションを高めることにフォーカスするものだった。
チームをカンバン化… チームの生産性を引き上げよう!
このワークショップはDigitéのエンジニアリング長であるSudipta Lahiri氏が行った。ワークショップの中で彼はカンバンの基本的な考え方とそのプラクティス、利点についてIT組織や非IT組織での例を挙げながら説明した。
アジャイルリーダーシップ – ワークショップ
さまざまなアジャイルリーダーシップの特徴や手段、技法を取り上げたのはPMIチェンナイ支部のマーケティング担当副社長Syed Nazir RazikとUCAL Fuel Systems Ltdの技術ビジネス開発アシスタントマネージャーのM.Parvez Alam氏だ。
これらのワークショップが終わった夕方、CSP+ リトリートが行なわれた。リトリートは認定スクラムトレーナー(CST)のArne Ahlander氏によるスクラムマスターのリスニングスキルについての短い導入セッションで始まった。彼は良いリスニングスキルと悪いリスニングスキルの違いを挙げた。
良いリスニングスキルがなぜスクラムマスターにとって重要なのかを説明し、悪いリスナー(Opinionator、Grouch、Preambler、Perseverator、Answer Man、Pretender) にならないよう、他人の話を聞くときの自分の癖を理解するためのポイントをいくつか挙げた。
続くセッションはいくつかの小さなグループに分かれ、認定スクラムプロフェッショナル(以下CSP)認定を宣伝するためのアイディアなどについてブレストをするというオープンディスカッションを行った。参加者からは、Scrum Allianceのユーザーグループを宣伝して、人事部門に対して認知度を上げ従業員がCSPになるのを奨励するとかいったアイディアが出た。組織でスクラムの実践を成功させた事例や、Scrum Allianceの例、CSPになろうとしている認定スクラムマスター(CSM)を既にCSPの人たちが助けるといったメンターシッププログラムなどの話が挙がった。最後に良い考えにまとまった。
最後のセッションは認定スクラムコーチ(CSC)でありXebia IndiaのアジャイルコンサルティングディレクターのMadhur Kathuria氏によるポジティブの力についてのセッションだった。Madhur氏はチームの中でポジティブさを高めることについて話した。彼は戦争を例にとり、参加者は戦争のことを考えたときに真っ先に頭に浮かぶものを書き出した。Madhur氏がそのリストの中からネガティブな考えをすべて取り除いた結果残ったのは、スクラムチームの行動の特徴のようなものであった。たとえば、コラボレーションとか自尊心があるとか規律とか集中しているとかだ。セッションの最後に夕食となり、これで初日が終わった。