RSGI Conferenceの2日目は,BT&BT Management Consultancy CEOのV. Srinivasa Rao氏による,”Digital Apps Development“と題した基調講演で始まった。講演の要点は次のようなものだ。
- ハイパーコネクトされた世界
- デジタル製品/サービス/プロセス
- デジタルアプリ(Digital Apps)対アプリケーション
- デジタルアプリの継続的デリバリ
氏が話題にしたのは,デジタルアプリの継続的デリバリだ。DevOpsとは,”フローとしてのソフトウェアデリバリの実現”に他ならない。そのフローを維持するためには,アジャイル手法やムダの発生チェック,バリューストリームマップ,継続的デリバリの計画,視覚的な制御管理とコラボレーションが有効だ。
続いてRajesh Patil氏が,“Scrum lessons from service organizations”と題した基調講演を行った。氏はサービス環境のチームが直面した課題を紹介し,厳格,忍耐,努力によってそれらをいかに克服したかを論じるとともに,自身が苦労を共にしたさまざまなチームのケーススタディを公開した。
休憩後のカンファレンスは組織行動,スクラムのスケール化,チーム行動,スクラム関連,ツールという5つの並行するトラックに分かれて行われた。
オープンエリアを使って終日行われたコーチングクリニックでは,CSCやCSTたちがアジャイル実践に関する参加者の疑問に答えていた。コーチパネルにはDaniel Gullo氏 (SolutionsIQ, CSC, CST) ,Carol McEvan氏 (Scrum Alliance, マネージングディレクタ),Zuzi Sochova (Agilni Asociace創業者,アジャイルおよびスクラムコーチ),Arne Ahlander氏 (Aqqurite AB創業者,主席コンサルタント),Manoj Vadakkan (Northern Star Consulting, 認定スクラムトレーナ,アジャイルコンサルタント,アジャイルコーチ),Daniel Teng氏 (Odd-e, 認定スクラムコーチおよびスクラムトレーナ) といった面々が並んだ。参加者たちは返答を得るために質問したり,自身の見解や疑問をホワイトボードにポストしたりしていた。コーチに質問に来た参加者すべての写真を撮影,掲示するボードも用意されていた。
パネルディスカッションの後に閉会式が行われて,イベントは終了した。