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SpringSourceにおけるスタートアップの誤りから学んだこと

原文(投稿日:2014/07/16)へのリンク

GOTO Amsterdam 2014のキーノートにおいて、SpringSourceの共同創業者で現在は独立投資家のRod Johnson氏がSpringをビジネスとして成長させる上で学んだ教訓について語った。

Rob氏は自身の経験から、技術系スタートアップをローンチするためのフレームワークを提案し、各ステージにおいて取るべき決断と避けるべき誤りについてアドバイスした。ここでのステージとは、問題の特定、コアチーム作り、企業構造セットアップ、計画の策定、投資戦略の選択だ。

Rob氏によると、技術的成果にフォーカスするのではなく、顧客がお金を払って解決する、明確に特定可能な問題にフォーカスすることが、投資家を引き付けるのに重要だという。このステージを先に進むには、確実性(アイデアへの信念)と(批評に対する)オープン性との(壊れやすい)バランスを懸命に維持しなくてはならない。次のステージに進む前に、明快なエレベーターピッチの技術を磨くことが重要だとRod氏は言う。

Rod氏は、従業員にとって倫理的かつ快適な企業カルチャーについて、事前に共同創業者と合意しておくことの重要性も強調した。SpringSourceにおける安定した信頼し合ったチームは、このアプローチのおかげだという。

会社は創業者のキャラクターを反映します

リクルーティングに関しては、自己の限界を正直に評価することと、欠けている能力を補ってくれる人材の発見が、持続的成長にとって重要だという。

絶滅を避けましょう: 異なる経験と強みを持つ人たちを雇い、遺伝子プールを広げましょう。

(たとえ高くついても) 専門的な法的アドバイスを早期に受けて、適切な企業構造を構築することは、あとになって時間とお金の大きな節約になるとRod氏は言う。SpringSourceの企業構造と初期の法的誤りの修正には、$200K近くのコストがかかったそうだ。

(フォーマルでしばしば非現実な、何年もかかる企業計画とは対照的に) 明確なビジョンを持ち、現実的な計画を記載することの重要性を過少評価してはいけないとRod氏は警告する。少なくとも、単にそれを記載するというプロセスは、解決されるべきオープンな疑問の多くを明らかにしてくれるだろう。説得力のあるビジョンは、財務面で立ち止まらずに、複雑さの低減、オープン性の拡大、競争の激化、エンドユーザの権限強化といった重要な目標にもフォーカスするとRob氏は語る。

資金について、一般的にベンチャーキャピタルは急速な成長を示すスタートアップに向かうため、それは注目すべき最も重要な問題でなくてはならないという。興味を持つ投資家が現れたら、後になって後悔するような契約にサインしないよう、前もって(投資家や契約、組織のタイプを)学んでおこうとRod氏は言う。

あなたは投資家と結婚するのですから、賢く選ばなくてはいけません。みんな結婚するまでは仲が良いのです。

最後に、お金を集めたら、悪い評価や2四半期マイナスによる財務的問題に気をつけ、避けられない支出増を受け入れよう、とRod氏は言う。複数の投資ラウンドが重要だ。シリーズAは技術の証明を可能にし、シリーズBはマーケットの証明へと広げ、シリーズCはビジネスをスケールするのを支援する。

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