MozillaはNightlyビルドで、Firefox OSデバイスとシミュレーター上でWebアプリケーションを作成、編集、実行、デバッグができ、モバイル上のすべてのメジャーブラウザー向けの拡張が予定されているIDEをリリースした。
WebIDEは、以前のFirefox OS App Managerの上に構築されているが、デプロイとデバッグツールと共にCodeMirrorをベースにしたコード エディターとtern.jsコード解析フレームワークが含まれている。開発の開始を容易にするために開発者は、増加しつづけているテンプレートをベースにした一般的なコードを提供している。アプリケーションは、USBやWiFiを通じて実際のFirefox OSデバイスやシミュレーターにデプロイすることができ、現在は1.3、1.4、2.0(ベータ)をサポートしている。
WebIDEは、アプリのライブ編集が可能な通常のFirefoxデバッグツールと統合されている。次のスニペットでは、ホームスクリーンアプリケーションのフッターを編集して、最小の高さを大きくした変更がシミュレーター上で即座に反映されていることを表している:
ランタイムを管理するのではなく、WebIDEはアプリケーションとそのマニフェストファイルを検証する。Mozillaの記事で説明されたように、好みのエディターを使いたい人のためにAPIは外部エディターからランタイムとアプリケーションの検証にアクセスするためにWebIDEに接続することができるようになっている:
外部エディターからツールのすべての高度な機能にアクセスすることができるシンプルなAPIを使うことができます – ランタイムの管理、さまざまなデバイスへのアプリケーションのプッシュ、Firefox開発者ツールへの接続など。内部エディターをオフにして、ランタイムの管理とアプリケーションの検証のためにシンプルでクリーンなインターフェイスのWebIDEを使用することもできます。私たちは任意のコードエディターのユーザーが、様々なデバイスに彼らのコードを容易に送り込むことができるようにしたい考えています。
WebIDEは、Firefoxリモートデバッグプロトコルを通じてデバッグしており、Mozillaはいくつかのアダプターを通じてこのプロトコルを他のモバイルブラウザー– Chrome for Android, Safari for iOS, その他可能なもの – に向けて拡張する予定です。
中でもMozillaはFirewatchライクな、メモリ使用量やシミュレーターの追加、PhoneGapのサポートを追加する取り組みをしている。
現在WebIDEは、Firefox Nightlyにおいて、about:config設定のdevtools.webide.enabledを有効にしたときに利用可能だ。