Parseは"アプリの新しいクラスと異なるユースケース"でParse統合を可能にしたParse PHP SDKをリリースした。同社はまた、これは"はじめてのサーバーサイド言語SDKであり、はじめての真のオープンソースである"。
これまでParseはフロントエンドにParseサービスを統合しやすくするために、Objective-C, Java, .NET, JavaScriptをサポートするいくつかのAPIライブラリを提供してきた。Parseインターフェイスはまた、RESTを通じてネイティブに公開されている。 これらのライブラリはParseの主要なユースケースをカバーし、開発者が"彼らのアプリが各サービスにアクセスが必要な時に自身のバックエンドとして開発する"必要性を排除する。すなわち、サーバーの管理とサーバーサイドコードの必要性である。
一方でParseは、ロジックの一部にサーバーサイドが必要なケースのために、独自のJavaScript SDKをベースとしたクラウドコード環境も提供する。Parse Cloud Codeを提供する利点の一つは、たとえば新しいアプリケーションのリリースを待つことなく、すべての環境にアップデートを提供することができ、機能の修正をその場ですることができる。Parse PHP SDKを導入すると、PHPを利用して同じような利点を得ることができるようになった。
Parse PHP SDKは、他のParse SDKと同様に構成されており、スキーマレスJSON互換データのkey-valueペアが含まれるParseObject
を中心に構築されている。 PFObjects
は、保存、抽出、更新、削除をすることができる。クエリは、基本的なクエリだけでなく、リレーショナルクエリを可能にするPFQuery
を通じてモデル化される。Parseはまた、Parseデータへの共通のアクセス権限を持つユーザーをグループ化する論理的な方法を提供するロールベースのアクセス制御をサポートする。
UKのLondonでPHP開発者として働くNiraj Shah氏は、Parse PHP SDKを始めるためのシンプルなチュートリアルを作成した。このチュートリアルは、物事を簡単にすることを目的にしており、Parse PHP SDK"は、あまりドキュメントがなく、完全なソリューションを見つけるために色々なドキュメントを移動する必要がある"とNiraj氏は言う。