7月の1週目にMicrosoftは、SyntaxTreeを買収して、Visual StudioのUnityVSプラグインをリリースした。Microsoftは買収以来、最初のバージョンのUnityVSをリリースして、Visual Studio Tools for Unity (VSTU)にリブランドした。バージョンは1.9となっており、このプラグインは、商用エディションであるVS2010 Professionalまでさかのぼってサポートする。
VSTUは、Visual Studioを使ったUnityの開発を簡素化する。これには、UnityコードをVisual Studioから直接デバッグする機能が含まれている。Unityからのメッセージは、統合されたUnityコンソールを通じて、直接VS IDEからアクセスすることができる。
1.9リリースでは、(SyntaxTreeを通じて)Microsoftは以下のアップデートを促進している:
- 高速化されたデバッガー。デバッガーのアタッチ、デタッチだけでなく、ローカル変数の展開が高速化された。
- 起動の高速化。VSTUプロジェクトの起動が高速化された。
- C#構築の処理が高速化。ローカル変数ウィンドウは、デバッグイテレーターやクロージャー内でアクセスされた変数が読み込まれるようになった。
- ゲームとワンクリックでデバッグセッションを開始。この機能は私たちがもっとも望んでいたもののひとつだ: 単にデバッグターゲットを変更することで、デバッガーをアタッチして、ゲームを開始することができるようになった。これは、Visual Studio 2012と2013にのみ提供されている。
変更ログをより詳しく見ていくと、いくつかの追加構成オプションで、デバッグセッション中のUnityの動作をカスタマイズできるようになっているのと、いくつかのバグ修正が提供されている。ログにはまた、UnityにおいてC#が人気であると認識していて、“VSTUソリューションは現在、C#のみで、読み込みが大幅に高速である”と記載されている。
上記の通り、VSTUはVisual Studio Galleryで、VS2010、VS2012、VS2013向けに提供されている。Professional以上のエディションが必要である。