VMwareのハイブリッドクラウドサービスvCloud Airが2015年のはじめにオーストラリアで利用可能になる予定だ。日本では今年の7月にローンチされたが、この数週間のうちに一般利用可能になる予定だ。
VMwareのハイブリッドクラウドvCloud Airを使うと、vSphereとvCenterを使っている顧客は、オンプレミス資産をパブリッククラウドに拡張することができる。これはもともと2013年に米国でvCloud Hybrid Service (vCHS) としてローンチされたサービスだが、ヨーロッパ、アジア(日本)、そしてオーストラリアにも展開される。
VMwareでハイブリッドクラウドサービスビジネス部門担当上級副社長兼ゼネラルマネージャを務めるBill Fathers氏は、vCloud Airがオーストラリアで利用可能になることを発表した。自身のデータセンター経由でサービスを提供するのとは別に、VMwareはパートナーを認定して、vCloud Air Networkブランドでハイブリッドクラウドサービスを提供する。オーストラリアでは20を超えるデータセンターを使い、アジア太平洋地域で最大規模のハイブリッドクラウドプロバイダーの1つだと述べている。顧客は来年はじめにサービスにサインナップできるようになる。
日本では7月にvCloud Airがローンチされたが、数週間のうちに一般利用可能になる。VMwareは日本の主要通信プロバイダであるソフトバンクと提携して、ハイブリッドクラウドサービスを提供する。Bill Fathers氏によると、50以上の顧客がベータプログラムに参加しており、自動的にvCloud Air GAに移行することになる。
今回の追加によって、VMware vCloud Airは米国、欧州、アジア太平洋で11ロケーションとなる。パブリッククラウドにとって、グローバル拠点は重要な側面だ。Microsoftは15のAzureデータセンターで業界をリードし、AWSは最近発表したドイツリージョンを含めて11になる。Google Cloud PlatformはUS Central、Europe West、Asia Eastの3リージョンで展開されている。