JetBrainsは、 ReSharper 9, dotTrace 6, dotCover 3, dotMemory 4.2, dotPeek 1.3, TeamCity Add-in 9.0を含む.NETツールの新しいRTMバージョンを発表した。JetBrainsは、これらのツールの単一インストーラーとプラットフォームを開発した。ReSharperをインストールしようとすると、プラットフォームを共有する他の.NETツールをインストールするオプションが表示される。
ReSharper 9.0の新機能をいくつか紹介する:
- Visual Studio 2015 Previewのサポート。ReSharper 9.0はMicrosoft IDEの古いバージョン(2010, 2012, 2013)を継続的にサポートするが、VS 2005と2008は中止された。
- null条件演算子“?”などC# 6.0を部分的にサポートする。ReSharperは既存のコードを分析して、“?”を使用するように変換し、複数のnullチェックを削除してそれを簡素化する。
- 自動オールドコードリファクタリングは、expression-bodied関数メンバーを使用するように、プロジェクトやソリューションレベルでファイルに変更を適用していく。
- ゲッターのみ自動プロパティのサポート
- 例外フィルターのサポート
- 正規表現のサポート
- 新しいナビゲーションコマンド: アクションへ移動(Go to Action)、公開されているAPIに移動(Navigate to Exposing APIs)
- JavaScriptとTypeScriptサポートの改善: 50以上のクイックフィックス, TypeScriptの新しいテンプレートとコード生成オプション
- バルクインポート
- CPUとメモリの消費量を削減するためにいくつかの機能を無効にする
- その他
dotTrace 6.0 は、UIフリーズ、過度のガベージコレクション、I/O操作、同期の遅れなどを分析するために使うコールスタックとスレッドステートデータを収集する、新しいタイムラインプロファイラーである。これはVS 2015 Previewをサポートする。
dotCover 3.0は、リモートコードのユニットテストカバレッジを追加した。これは、ReSharper 9.0に統合され、VS 2015 Previewをサポートする。
dotMemory 4.2は、VS 2015をサポートする他のツールに統合されることを意味するマイナーリリースである。
dotPeek 1.3は、ReSharper 9.0と統合サポートを意味することを意味する、他のマイナーリリースである。
TeamCity 9.0は、JetBrainのCIサーバーであり、VCSとのプロジェクト設定の同期、Unicodeサポート、お気に入りビルドなどが追加されている。このバージョンはEAPのままだが、アドイン9.0はすでにReSharperと統合されている。