OpenStackカンパニーのMirantis Inc.がMirantis OpenStack ExpressをベースとしたOpenStackのデベロッパーエディションを発表した。Mirantis OpenStack Expressはサブスクリプションモデルで利用できるオンデマンドサービスだ。IBM SoftLayerインフラストラクチャにホストされ、顧客はセットアップとコンフィグレーションに取り組むことなく、プライベートクラウドにサインナップすることができる。
独自ディストリビューションとともに、MirantisはOpenStackに対するトップコントリビュータの1つだ。公式トレーニングと認証プログラムも用意している。Mirantisによると、Mirantis OpenStack Expressのデベロッパーエディションは最初の12ヶ月間はフリーで、以後月$39.99になるという。これには4つの仮想CPU、4GB RAM、100GBストレージ、2つのFloating IPアドレスという枠のOpenStackテナントと、OpenStack APIへのアクセスが含まれる。開発者は2つの仮想CPU、2GB RAM、50GBストレージの枠を月$19.99で、オンデマンドのリソースを追加することができる。
「OpenStackの成功はその上で動いているソリューション次第です」Mirantis CEOのAdrian Ionel氏は語る。「今や何千人もの開発者がクラウドサービスに慣れ親しんでおり、私たちは彼らがOpenStack導入の波に乗れるようにしたい。フリーのデベロッパーエディションは、コストやリスクなしにOpenStackを学び、メリットを調べるため招待状です。」
OpenStackを学ぶのに関心のある開発者は、デベロッパーエディションをダウンロードして、チュートリアルから始めるとよいだろう。
フリーのチュートリアルの一部を以下に示す。
- オブジェクトストレージ入門
- ブートイメージからVMを立ち上げる
- 新しいVMフレーバーを作る
- ボリュームをアタッチして利用する
- サービスとしてのVPN
Mirantisのパートナーの1つ、Avi NetworksのVP Product ManagementであるGuru Chahal氏はこう語る。「テクノロジーはOpenStackのセットアップとコンフィグレーションをシンプルにし、重要なエンジニアリングリソースを削減し、顧客に即座に価値をもたします。」