Mário Moreira氏がブログで、アジャイルの世界でのミドルマネジメントの役割と現実に直面する困難について語っている。
ラインマネージャ、ファンクションマネージャ、マネージャとディレクターという異なるミドルマネジメントを担う人について、氏はそれぞれがアジャイルの現実の中で責任について独自の見方をしており、関心を持っていない状態からアジャイルへの転換に直面する役割はふたつある。
チームのラインマネージャを兼任するファンクショナルマネージャは、チームがどんなふうに働くべきかを指揮するのに十分な時間を費やしていないと考えていました。仕事がプロダクトバックログから生まれるからでした。私は彼に、これは大きな調整事だと言いました。彼は、チームのメンバが正しいスキルを持ち、アジャイルの原則を理解することを保証するのに注力する必要があったのでした。チームが完全に機能横断的になるように教育する必要があるのです。
3つの自己組織化されたチームを持っているディレクターには、何をするべきか理解するのが難しいと話してくれました。もっとハンズオンの時間を取るべきだと感じていたからです。私はチームのメンバが新しい役割について学ぶことを支援したり、チームが自己組織化するのを許可するのは、正しいことだと伝えました。彼女はビジョンレベルでの組織の戦略と製品のビジョンを結びつけることに注力するべきでした。彼女が言うには、従来のマネジメントとは全く違うということでした。
Moreira氏は、ミドルマネージャアジャイルチームの成功にとても重要な役割を果たすということを強調する。もし、彼らが新しい現実での役割を理解していなかったり、変化を恐れていたとしたら、彼らは否定的になり成功を阻害することになる。アジャイルの世界では彼らは仕事が少なくなるので、氏はリソースマネージャやプロダクトマネージャのような別の役割を担うという選択肢を提示する。
最後に、Michael Spayd氏とLyssa Adkins氏のアジャイルのマネージャの役割に基づいて、氏はチェックリストを作成している。ミドルマネージャがそのリストを使って、アジャイルの現実の中でチームのマネジメントを考える上でのベストプラクティスのアレンジの程度をチェックできる。