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Pointer EventsがW3Cの最終ステージ“勧告”に

原文(投稿日:2015/02/25)へのリンク

World Wide Web Consortium (W3C)は、Pointer Events標準を広く採用する勧告として発表したが、AppleとGoogleがこの実装を拒否しているため、その未来には疑問が残っている。

W3Cの標準化プロセスによると、勧告案として承認されるためには、標準を少なくても2つの個別実装がある必要があるが、MicrosoftとMozillaのブラウザーと、先日GoogleからjQueryに所有権が移ったPointer Events polyfillライブラリ でその条件を満たしている。

Touch Events、タッチスクリーンによって発生するイベントに対応する標準で、2013年10月に勧告ステータスに達し、Safari, Chrome, Firefox, Operaによって実装された。Microsoftは最初、この標準に反対していたが、彼らはTouch EventsをサポートするためにWindows Phone 8.1のIE 11をアップデートした。なぜなら“多くのサイトが古いTouch Eventsモデルを使用するようにコードが書かれ、ユーザーはそのサイトでだけ動作することを期待している。これらのサイトで正しく動作するようにIE11のアップデートでは、touch eventsのサポートを追加した。”

開発者にとって、2つの入力方法をサポートすることは楽しいことではない。 現在、AppleとGoogleがほとんどすべてのモバイル市場をカバーしているが、将来的にはPC市場でタッチスクリーンを持つWindowsラップトップとデバイスが増えていくだろう。2つの標準のうちの1つが席を譲るか、または共存するか、もしくは3番目としてマージすることになるのか。Web開発者は、すべてのデバイスで適切に実行できるWebサイトやWebアプリを作るためにPointer Events polyfillライブラリを使うというオプションがある。

さらに詳しくPointer vs. Touch Eventsの問題を知るために、InfoQストーリーをお薦めする: jQueryはGoogleからPointer Events Polyfillを引き継ぐ

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