先日のF8 Developer Conferenceにおいて、FacebookがParse for IoT、マイコンとリアルタイムOS(RTOS)のためのBaaSを 発表した
Facebookは2013年にParseを買収し、そのプラットフォームにMBaaS(Mobile Backend as a Service)を追加した。Parseはコンシューマ向けアプリやソーシャルアプリを構築する開発者の間で人気があり、ユーザ管理、データストレージ、バックエンドジョブ、カスタムコード、プッシュ通知、アナリティクスを提供する。開発者はREST APIを使ったり、iOS、Android、Windows Phone向けのネイティブのSDKを使って開発する。最新のアナウンスで、ParseはArduino Yún、Raspberry Pi、Texas Instruments CC3200といったデバイス向けのSDKを出荷した。新しいSDKのソースコードはGitHubから利用することができる。
Arduino YúnはATmega32u4とAtheros AR9331チップをベースとしたマイコンボードだ。OpenWrt-YunというLinuxの一種がAtherosプロセッサ上で動いている。Arduino Yúnのユニークなところは、EthernetとWiFiのビルトインサポートにある。オンボードLinuxとWiFi機能を組み合わせることで、YúnはシンプルなArduino Sketchプログラミングモデルを通してアクセスすることができる、統合ネットワーキングプラットフォームを提供する。開発者はParse LinuxランタイムパッケージをダウンロードしてOpenWrt-Yunにコピーし、ParseライブラリをArduino IDEにインポートすることができる。SDKはParseデータストアにオブジェクトを格納するための見慣れたParseオブジェクトモデルを提供する。開発者はParse Analyticsに記録できるカスタムイベントを作成することもできる。カスタムメッセージはプッシュ通知を通してマイコンに送られる。こうしたサービスを利用することで、開発者はクラウド経由でコントロール可能な、強力なIoTアプリケーションを構築することができる。
開発者はQuick Start Guideから始めるとよいだろう。Arduino SDKの詳細なドキュメントはhttps://parse.com/docs/arduino_guideにある。
ParseはIoTをサポートする最初のプラットフォームではない。New Yorkを拠点とするスタートアップ、TembooはIoTデバイスを2000以上のAPIに接続できるミドルウェアサービスを構築している。対応APIにはFacebook、Twitter、Twilio、AWS、Salesforce、そしてGoogle Appsなどが含まれる。TembooのSDKはArduino Yúnに含まれており、開発者はすぐにIoTデバイスをクラウドに接続することができる。
IoTバックエンドはモバイルバックエンドの論理的拡張だ。AnyPresence、FeedHenry、Kinveyといった既存のMBaaSプレイヤーもInternet of Thingsのネイティブサポートを追加すると思われる。