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TypeScript 1.4をJavaScriptに即時変換するWeb Storm 10

原文(投稿日:2015/04/01)へのリンク

JetBrainsのWebStorm 10は,編集中のTypeScript 1.4コードをJavaScriptにコンパイルする。また,unionやmodule,decorator,さらにletおよびconstといったキーワードが追加され,アプリケーション依存関連図やソースマップ,V8用のCPUとメモリのプロファイラも備える。

WebStorm 10の最も重要な機能のひとつは,TypeScript 1.4のサポート向上だ。その中には,編集中のTypeScriptコードを等価なJavaScriptに変換するコンパイラも含まれている。文法エラーは下線で表示される。TypeScript 1.4のunion型,letおよびconstキーワード,さらには,それぞれECMAScript 6および7の機能としてTypeScript 1.5でのサポートが予定されているmoduledecoratorもサポートする。

JetBrainsによると,“JavaScriprのサポートを基本部分から再開発”することで,コード補完と強調表示が高速化された。エディタには“distraction-free”モードがあり,ツールバーやメニューバーを非表示として,作業中のテキストファイルのみを表示することができる。新しい設定で,HTMLタグの開始と終了を一度の操作で編集できるようになった。

spy-jsを使ってアプリケーション依存図を生成すれば,ソースファイル間の接続と関数呼び出しの概略を視覚化することができる。spy-jsはさらに,JavaScriptのコードから元のTypeScript,CoffeScript,あるいはES 6コードへの実行パスをトレースするソースマップもサポートしている。

WebStorm 10は,V8上で動作するNode.jsアプリのCPU消費量のプロファイルを取得して,CPUを浪費する部分を検出することも可能だ。オブジェクト単位のメモリ消費を表示して,ヒープのプロファイルを取得することもできる。

そして最後に,Gruntとの統合の改良によって,Gulpと一貫性を持ったエクスペリエンスを提供することも言及しておく。Dartの静的コード解析を実行して,エラーや警告の概要を確認することもできる。

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