GoogleはCloud Bigtableを公開した。これはSearch、GMail、Maps、YouTubeといったサービスで10年以上使われてきたGoogle自身のデータベースだ。他のプロダクトと同様に、Bigtableがオープンソース化されたわけではないが、新しいクラウドサービスはオープンソースのインターフェイス、Apache HBase 1.0.1 APIを通じてアクセスできる。
Cloud Bigtableには次のような特徴がある。
- 数百ペタバイトまでスケール可能
- 高可用性
- リプリケーション機能
- 転送中および休止中のデータ暗号化
- フルマネージド
- Hadoopエコシステムとの統合
- ファイナンシャル、IoT、時系列およびマーケティングデータに適している
Googleは次のようなチャートを公開して、Bigtableは「一桁ミリ秒レベルの遅延とアンマネージドNoSQLの2倍以上のコストパフォーマンス」により「比類なき性能」だと主張しているが、独立したベンチマーク検証はまだなされていない。
HBase APIの使用にはいくつか制限がある。詳細についてはこちらを参照。Cloud Bigtableは現在ベータ版だ。
その他のリソース: 価格、Cloud Bigtableドキュメント、Stack Overflowの Q&Aフォーラム、ホワイトペーパー - Bigtable: A Distributed Storage System for Structured Data (PDF)