CoreOSがTectonicをリリースした。これはCoreOSスタックとGoogle Kubernetesプラットフォームを統合し、それに管理とモニタリングのためのツールを加えた、新しいプロダクトだ。
CoreOSのソフトウェア群とKubernetesに加え、Tectonicにはワークフローとダッシュボードのための管理コンソール、Linuxコンテナを構築、共有するための統合レジストリ、デプロイメントの自動化とローリングアップデートのカスタマイズのためのツール群が含まれている。Tectonicはオンプレミスでもパブリッククラウドでも動作する。Googleプロダクトと手を結ぶことで、CoreOSはコンテナにUIをかぶせ、さまざまなコンテナ技術をパッケージ化したソリューションを提供する。
これまでもいくつかの会社が企業向けにKubernetesを提供している。GoogleのContainer Engine、MicrosoftのAzureに構築された新機能、Red Hatのコンテナ指向のProject Atomicなどがそうだ。私たちはCoreOSのCEOであるAlex Polvi氏に、Tectonicと競合の違いについて尋ねた。
Tectonicは今のところ、最初の、そして唯一の、商用サポートのある完全なKubernetesスタックです。GoogleのContainer EngineはGoogle Cloudでしか動きません。Microsoftのプロダクトはまだ初期レベルで、商用プロダクトとして明確に紹介されてはいません。Red HatとAtomicが最も近いですが、私の理解では、彼らのフォーカスはOpenShiftプロダクトを使ったPaaSにあると思います。
Tectonicはオープンソースで、サポートなしでCoreOSのサイトからダウンロードすることができる。それにはインストーラ、LinuxのCoreOSホストバージョン、Kubernetes、CoreOのFlannelネットワーキング、クラスタ管理コンソール、ブラウザベースのUIが含まれている。
Tectonicとすでにお使いの自分で何でもやるCoreOSスタックとの主な違いは、Kubernetesそのものです。
CoreOSは、Linuxディストリビューションとrkt、etcd、fleet、flannelのようなオープンソースプロジェクトは現在のロードマップに従って開発を続けることを強調した。「Tectonicはこれらプロジェクトの多くを内部で使っており、同じCoreOS Linux OS上で動いている」とPolvi氏は語った。
CoreOS Festにおいて、彼らはいくつかあるトピックの中で特にTectonicについて語るだろう。このイベントは5月4日と5日にSan Franciscoで開催される。