Parseがアプリで使うデータベーススキーマをプログラムから操作できる新しいSchema APIと、コードを書く必要なしにParse REST APIを使いやすくするためのParse API Consoleを発表した。
Schema API
Parseの新しいSchema APIを使うと、開発者はアプリケーションにある「すべてのクラスを、そのフィールドと型とともに見る」ことができる。Parseによると、新しいSchema APIは「ユニットテストにおけるオペレーションの検証、テストデータの生成、テストクラスの生成、そしてテスト後のクリーンナップ」に使えるという。これはREST APIであり、CRUDモデルに従い、GET
、POST
、PUT
、DELETE
を使ってデータベーススキーマを操作する。アプリにあるクラスのスキーマを取得するには、たとえば以下のように実行すればよい。
curl -X GET \
-H "X-Parse-Application-Id: ejUnY--cD612D0--FmGFZMxWRNTRDbXXL--NUD" \
-H "X-Parse-Master-Key: hBXPL9x--qm3cNIfZYL--lkXAVuhV--TYr1YcC--" \
-H "Content-Type: application/json" \
https://api.parse.com/1/schemas/Game
これは次のようなものを返す。
{
"results": [
{
"className": "Game",
"fields": {
"ACL": {
"type": "ACL"
},
"createdAt": {
"type": "Date"
},
"objectId": {
"type": "String"
},
"name": {
"type": "String"
},
"score": {
"type": "Number"
},
"updatedAt": {
"type": "Date"
}
}
}]
}
Parse API Console
Parse API ConsoleはParse REST APIへのアクセスを提供し、APIを使ってみたり、問題を調査するのに使える。この新しいツールはParseのダッシュボードから利用できる。使うには、リクエストの動詞とエンドポイントを選んで、ユーザ名とリクエストボディを設定するだけでよい。これにより、リクエストはParseに送られたり、cURLに書き出される。Parse API Consoleを使う一番のメリットは、コードを書くことなく、適切なRESTリクエストを簡単に構築できることだ。Parseによると、このおかげでデバッグと調査がすばやくできるという。
さらにParseは、iOSおよびAndroidプラットフォームにおけるXamarinとUnityのプッシュ通知のサポートを発表した。開発者はParse Pushを使うことで、簡単に、プッシュキャンペーンの実施、プッシュメッセージの有効性を改善するためのA/Bテストの実施、「カスタム条件を用いたターゲットの分割」が可能になる。