WinJS 4.0に関して、Microsoftは主要なブラウザの最新バージョンとの互換性、「Universal Windows Platform (UWP)」対応、他のJavaScriptフレームワークとの組み合わせに注力している。
Microsoft内の他のところと同様、WinJSはEdgeをサポートすることでWindows 10向けに準備している。彼らは、さまざまなサイズ、フォームファクタ、入力タイプでやってくるMicrosoftのUniversal Platformに対応しようとしている。そのため、新しいコンポーネントが導入され、古いコンポーネントはレスポンシブデザインでうまく動くよう改善されている。
最も重要な新しいコンポーネントは、SplitView、ToolBar、ContentDialogだ。SplitViewはビューイングエリアを2つのペインに分割する。左ペインはナビゲーションパネルで、左の端からスライドして出入りする。右ペインはコンテンツパネルだ。ToolBarは他のモバイルOSにあるのと同様、たくさんのボタンが置かれ、現在のビューに関連したコマンドを実行する。ContentDialogはボタンを含むモーダルダイアログで、タブキーで操作できる。新しいユーティリティのXYFocusを使うと、グリッド上にある複数のコンポーネントを、矢印キーで上下左右に移動できる。
Microsoftは他のJavaScriptフレームワークとライブラリの重要性を認めて、WinJSをAngularJS、React、Bootstrap、Knockoutと混在可能にするためのコードを公開している。デモサンプルには、Angularを使ってWinJSアプリを構築する方法が紹介されており、2通りのデータバインディングと、FlipViewやListViewのAngular配列との組み合わせのデモが含まれている。これらフレームワークのためのラッパーはWinJS GitHubページからダウンロードできる。
WinJSは主要なブラウザすべてで動作する。ステータスページを見ると、特に新しいコンポーネントに関して多数の問題があることがわかるが、パスしないテストの数は比較的少ない。
主にリネームやサポート対象外により、多数の破壊的変更がなされている。詳細については、変更履歴やブログ記事を読むことを勧める。