以前アナウンスされたように、JetBrainsが自社デスクトップツール(IDE、ユーティリティ、エクステンション)のコレクション、Toolboxをローンチした。前払いではなく、基本的に月単位もしくは年単位で支払う新しいサブスクリプションモデルを採用している。
Toolboxには、IntelliJ IDEA 15、ReSharper Ultimate 10 (ReSharper, ReSharper C++, dotTrace, dotCover dotMemory)、WebStorm 11、PhpStorm 10、PyCharm 5、RubyMine 8、AppCode 3.3、CLion 1.2、0xDBE 1.0 (Preview) が含まれている。これらツールのうち、ReSharperとWebStormの2つについて、新しい機能を少し詳しく説明する。
ReSharper Ultimate 10
ReSharper Ultimateに含まれるツールはすべて、管理と参照を簡単にするために同じバージョン (v. 10) に導入されている。このバージョンの新機能には以下のようなものがある。
- Build – 大規模ソリューション向けのインクリメンタルツール
- Postfixテンプレート
- シンボルが使われている場所へのナビゲート
- Stack Trace Explorerの改善
- NUnit 3のサポート
- Protocol Buffersのサポート
- C99 (ReSharper C++) の完全サポート
- Google Mock Stubs (ReSharper C++) のサポート
- 継続的テスト (dotCover)
- ILコードへのナビゲーション (dotPeek)
- パフォーマンス改善
WebStorm 11
WebStorm 11には次のような新機能が追加されている。
- Angular 2のサポート
- TypeScript、ECMAScript 2015、Dartのサポート改善
- FlowとReactのサポート改善
- Yeomanインテグレーション
ライセンス条項は最初にアナウンスされたものから緩和され、JetBrainsは2つの点で変更を受け入れた。少なくとも1年プロダクトを購入した人は、期間開始時に使ったプロダクトを永続的に利用出来るライセンス(perpetual fallback license)を得ることができ、ツールはインターネット接続なしで使うことができる。Hub、TeamCity、Upsource、YouTrackといったサーバツールについて、ライセンス条項は変わっていない。