今年のMicroservices ConferenceはSkills Matterの主催により,11月5-6日にストックホルム,9-10日にロンドンで,Russ Miles氏をプログラムリーダとして開催される。コミュニティが集まってスケーラブルシステム構築の課題や経験を共有する,というのがカンファレンスの基本方針だ。講演者のリストには次の方々が含まれている。
- Russ Miles氏による基調講演 “Lies, Damn Lies and Consulting Lies - The Path to World Domination through Microservices”。
- KlarnaチーフアーキテクトのBjörn Carlson氏がストックホルムで,システムをマイクロサービス集合体で再構築した自らの経験について講演する。
- TypesafeチーフソフトウェアアーキテクトのViktor Klang氏も同じくストックホルムで,マイクロサービスプラットフォームの構築をテーマに講演する。
- Ian Cooper氏はロンドンで,モノリスシステムをマイクロサービスに分解するための重要なステップについて話す予定である。
- OpenCredoのプリンシパルコンサルタントであるDaniel Bryant氏もロンドンで,マイクロサービスに関わる組織上,アーキテクチャ上,および運用上の課題について講演する。
Skill MatterでCEOを務めるWendy Devolder氏がInfoQのインタビューに応じて,今回のイベントに関する氏の考えを話してくれた。
InfoQ: 参加者や講演者として想定しているのは,どのような人たちですか?
Devolder: マイクロサービスアーキテクチャが実現する新たな世界に興味のある方なら,どなたでも大歓迎です!私たちはいつでも,新しい技術のアーリーアダプタを探し出して,コミュニティと情熱を分かち合いたいと思っています。スウェーデンで行われる今回の会議でも,それは同じです。
InfoQ: 参加者がカンファレンスから得てほしいと思っているのは,どのようなことですか?
Devolder: カンファレンスに限らず,ワークショップやハッカソンなどのSkills Matterのイベントはすべて,ソフトウェア技術者同士が学び,経験やスキルを共有できるようなエコシステムの確立を目的としています。MuCon Stockholmでは,セキュリティからテストに至るまで,マイクロサービスアーキテクチャを採用する時のありとあらゆる問題について,参加者がアイデアとスキルを持ち寄ってくれることを確信しています。
InfoQ: カンファレンスを開催する場所として,ストックホルムを選択した理由は何だったのでしょう?
Devolder: Skills Matterコミュニティの古くからのメンバで,昨年のMuCon Londonにも参加したBernie Miles氏のアプローチがあったからです。彼がマイクロサービスカンファレンスの次の開催場所として,ストックホルムを提案してくれました。それ以降,ストックホルムのKlarnaと一緒に準備を進めてきたのです。ストックホルムの素晴らしいコミュニティには圧倒されましたし,Klarnaのエンジニアチームの取り組みにも感銘を受けました。決断は間違っていなかったと,自信を持って言えます!