Angular Material 1.0がリリースされた。
Angular MaterialはGoogle Material Design仕様のリファレンス実装を表現した32のUIコンポーネントで、AngularJSのシングルページアプリケーションで使うことができる。このバージョンはAngularJS 1.xをターゲットとしており、実行するには少なくともAngularJS 1.3.xが必要になる。
Angular Materialにはよく使われるUI要素、Button、Checkbox、Icon、List、Menuなどだけでなく、もっと複雑なもの、Card、Datepicker、Speed Dial、FAB Toolbar、Grid List、Virtual Repeat( 膨大なデータを扱うときのパフォーマンスのため、リストで最後に見える行を利用する)が含まれている。ライブラリにはFlexboxに基づいたレスポンシブレイアウトを作成するためのAngularJSディレクティブが含まれている。
開発者はCSSやテーマを使ってコンポーネントをカスタマイズできる。CSSによってテキスト、ボタン、チェックボックスの見栄えが変更できる。テーマはアプリケーション全体で使われるカラーパレットを定めている。
Googleはほとんどの主要なブラウザの最新バージョンをサポートしようとしており、Angular MaterialはChrome、Firefox、IE 11+、Safari、Android 4.2+、iOS 8+でテストされている。モバイルアプリケーションではタッチコマンド処理が競合するため、ngTouchおよびIonicと一緒には動かない。
Googleはもうしばらく公式のMaterial Design仕様についていこうとしている。チームはAngularJS 2.0用のバージョンにも着手している。