MicrosoftはIE8, 9 10のサポートを終了して、ユーザーにIE 11やEdgeへの切り替えを促した。
当初、2014年8月に発表して、翌週にはMicrosoftは、Internet Explorer 8, 9, 10から手を引いた。2016年1月12日、Windows 7とWindows Server 2008で古いバージョンのIEを実行しているユーザーは、サポートが終了していて、EdgeかIE 11のいずれかの使用を促す通知が表示される。この通知は、各ブラウザにおけるいくつかのセキュリティホールをカバーする最後の累積パッチを伴う。
サポートの終了は、“今後のセキュリティアップデート、セキュリティ以外のアップデート、無料・有料のサポートオプション、オンライン技術コンテンツの更新”がないことを意味する。これはアップグレードしないユーザーが将来的にセキュリティリスクに晒される可能性がある。
Microsoftはユーザーに、Windows 10のデフォルトブラウザであるEdgeの利用か、プリインストールされているオペレーティングシステムのライフサイクルでサポートされているIE11の利用を推奨する。Windows 7が2020年1月、Windows 8が2023年10月、Windows 10が2025年10月に各OSの拡張サポートが終了する。
古いバージョンのIEを対象としているアプリケーションを使うエンタープライズユーザーには、エンタープライズモードを使ってIE11で実行することを示唆している。エンタープライズモードでは、管理者が指定されたWebサイトのリストに対してIE 8, 9, 10の互換モードエミュレーションに切り替えるようにIE 11を構成できる。このようなユーザーを推奨するために、Microsoftは“Internet Explorer 11の機能としてエンタープライズモード” をサポートすることを約束している。 また“Microsoftは、最新のブラウザにとどまることができるように互換性の向上、ツール、顧客のアップグレードを補助するためのリソースに継続的に投資していく。”
開発者に取ってこの発表は、より少ないブラウザを対象にすることができるため、作業とテストが必要なレガシーを除外できる。
現在、推定3.4億のユーザー古いバージョンのInternet Explorerを実行し続けている。