Amazonによると、LumberyardはトリプルAゲームの作成に適したフリー(無料という意味で)のゲームエンジンおよびSDKだ。 Windows、Xbox One、PS4をサポートし、Mac、Linux、iOS、Androidにも今後対応する。
LumberyardはCryEngineをベースにしており、Amazonは2015年にライセンスを得たが、すでに枝分かれしており、新しいアセットパイプラインプロセッサと新しいネットワーキング層を追加している。時間とともにギャップは広がるだろうと、LumberyardのGMであるEric Schenkは述べている。
The Vergeによると、Lumberyardは「非常に有望なエンジン」だ。キャラクター生成とアニメーションのツール、オンラインコンソールサービスと統合された独自のネットワーキング層、Audiokineticのサウンドエンジンのフリーバージョンが含まれている。
Lumberyardの大きな差異化ポイントとして謳われているのが、AWSおよびTwitchとの統合だ。TwitchはAmazon支配下にあるストリーミングビデオプラットフォームでだ。Switch統合によって、“Twitch Plays”の体験、チャットルームを介してプレイヤーが送ったコマンドに基づいてビデオゲームをプレイするソーシャル体験を再現することができる。加えて、Lumberyard-Twitch統合は“JoinIn”も提供し、視聴者と配信者がストリーミング放送されるゲームに一緒に参加することができる。AWSに関して、Lumberyardには、S3、EC2、DynamobDB、Lambdaなどを含むその主要なクラウドサービスすべてのSDKが含まれている。Lumberyardのサービス規約によると、AWSが唯一許されているクラウドプラットフォームであり、AzureやGoogleなどの競合がAWSの「代替ウェブサービス」として提供しているものは利用できない。
LumberyardはAmazonによってフリーでダウンロード提供されている。これには、完全なソースコードが含まれているが、そのライセンスはいかなる形態における再配布も明示的に禁じている。これはWindows 7以上で動作し、Microsoft Visual Studio 2013を必要とする。
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