カナリアチャネルに登場して数か月、Android StudioがベータになったことをAndroidのプロダクトマネージャーJamal Easonが報告した。Android Studio 2.0ベータは最近導入されたInstant Run機能とApp indexingを改善し、新しいエミュレータを搭載している。
Instant RunはAndroid Studio 2.0で最も重要な機能のひとつであり、開発者が素早くコードを変更できるよう編集/デプロイサイクルを高速にすることを狙っている。これにより開発者は、アプリのリビルドとリローンチの必要なしに、アプリを実行しながら変更をリデプロイすることができる。Android Studio 2.0ベータには、去年11月にプレビューされたHot SwapとWarm Swapに加えて、Instant Runのための新しいCold Swapモードが導入された。Hot SwapとWarm Swapはそれぞれ、実行中のアプリに直接インジェクト可能なメソッド実装およびリソースの変更を扱うが、Cold Swapはクラス階層やメソッドシグニチャなど、アプリ全体を素早くリスタートする必要のある構造的な変更を対象にしている。これに加えて、Googleはもっと多くのケースで機能するよう、Instant Runの実装全体に大きな変更をしている。
Android Studio 2.0に搭載される新しい高速なAndroidエミュレータもこのベータリリースで改善され、マルチタッチのエミュレーションが追加された。これはアプリでピンチとズームのジェズチャーを使っているすべての開発者にとって歓迎される機能だろう。さらに、エミュレータツールバーのローテーションコントロールも更新されている。
2.0で追加される、同一デバイスのGoogle検索結果からアプリのコンテンツにアクセスできるようにする機能、App indexingについては、URLのテスト&検証のサポートが追加された。これは開発者がアプリに追加したURLの結果をテストするためのものだ。
Easonによると、Android Studio 2.0ベータは安定リリースの品質に近く、新しい機能を開発者のワークフローに取り込むのに実際に使えるという。これはベータリリースチャネルからダウンロード可能だ。
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